夏山旅2014 ~岩の殿堂へ…緊張しっ放し!

sana-papa

2014年09月10日 19:44

2014年・夏。

富山県の立山周辺へ山旅に行ってきました。


8月13日は、papaがいちどは登ってみたかった剱岳へ♪


6:00過ぎにスタートして4時間近く…10:00頃に登頂。

その続きのお話です。



山頂からは、手前に別山。その後ろに立山。

さらにその奥…大汝山と富士ノ折立の向こうには、槍ヶ岳~穂高まで見えています!



初日  雷鳥沢への入山編はコチラ~。

2日目 雷鳥沢→劒沢編はコチラ~。

3日目 劒沢~剱岳登頂編はコチラ~。




ここで「剱岳」のおさらいをしておきますネ~。自分の備忘録として。(笑)


剱岳(つるぎだけ)は飛騨山脈"北部の立山連峰にある標高2,999メートルの山。
富山県の上市町と立山町にまたがる。
中部山岳国立公園内にあり、山域はその特別保護地区になっている。
日本百名山および新日本百名山に選定されている。
立山とならび、日本では数少ない、氷河の現存する山である。

…日本国内で「一般登山者が登る山のうちでは危険度の最も高い山」とされる。
これは、その一般ルートが、一服剱 - 前剱 - 本峰の間で、岩稜伝いの鎖場や
ハシゴのルートになることによる。
難所としてカニのヨコバイ・カニのタテバイと呼ばれる鎖場があるが、実際には、
より容易な稜線で滑落事故などが発生している。また、クライマーと呼ばれる
一流登山家も、その岩場や雪山で、多くの命を落としている。

…最終氷期に発達した氷河に削り取られた氷食尖峰で、その峻険な山容は
訪れる者を圧倒し、登山家からは「岩の殿堂」とも「岩と雪の殿堂」とも呼ばれている。
北から東の方角には、大窓をはじめとする「窓」と呼ばれる懸垂氷食谷が発達し、
うち、「三ノ窓」と「小窓」の両谷には、日本では数少ない現存氷河である三ノ窓氷河と
小窓氷河を擁する。
南東の方角には日本三大雪渓の1つとして知られる剱沢雪渓があるが、こちらは
氷体を伴わず、氷河ではない。
飛騨系の閃緑岩と斑れい岩の硬い岩から構成され、それを輝緑岩が貫いている。
山の上部は森林限界のハイマツ帯でライチョウの生息地であり、アオノツガザクラや
ハクサンイチゲなどの高山植物が自生している。

(ウィキペディアより抜粋)




映画にもなった「剱岳・点の記」(新田次郎・著)にもあるように、初めて測量された
明治40年は標石を運びあげることを断念して、設置されたのは四等三角点。

その後、2004年にヘリコプターで資材を運びあげて、ようやく三等三角点が設置
されたそうです。


その三角点の標石。


何度も小説を読み返し、DVDで映画も繰り返し観ていただけに…
なにか感慨深いものがございます。



長次郎谷と八ツ峰…後立山連峰もクッキリ~♪




山頂をタップリと満喫して、緊張の下山スタートは10:30頃。
~すぐに渋滞。


 ここが、あの超有名な難所?

「カニのよこばい」

最初は、急斜面のクサリ場を下りて…


そこから、横方向のトラバースへ。


足元はしっかりしたホールドがありますが、それが上からは見えにくいので
みんな慎重になってしまいます。


でも、下からみれば…

「ここがいちばん怖い!」と、さんざん見聞きしていただけに~なんか呆気ない。



そのあとのハシゴ~クサリ場の連続のほうが、ずっと怖かった!



このころから、なんとなくシャリバテ気味~。


出発前はあまり食欲がなくしっかり食べなかったのが、ここで影響が出てしまいました。

こまめに休憩しては行動食を取り、水分補給も。


…まだまだ遠いな~。
事故は下りで多い、難所でもない稜線で滑落が多い… 気を緩めるワケにもいかず。


ようやく剣山荘が近くなった頃、ナルゲンボトルの水も空っぽ。


ようやく剣山荘まで戻りました~!
山頂からここまで約2時間半、13:00過ぎに到着。

ここで約20分の休憩。売店で購入したジュース…あまりに旨くて一気飲み!


やっと、お花畑に目を向ける余裕も出てきました。


劒沢小屋を経て、テント場には14:00前に無事帰還。


心配してくれていたmamaと娘に、エサ昼食を作らないとね~。
 


岳食シリーズの味噌煮込みうどん。結構美味しくて家族みんなのお気に入り♪

よくよく見ると…

販売は「イワタニプリムス」、
製造は「三輪そうめん山本」。 …おもしろいコラボレーションですね~。

食べてノンビリマッタリ~♪

この頃、剱はガスにまみれて…


すこしお昼寝のあと、夕食。

「なんちゃってカツカレー。」



陽が暮れる頃には、少しの間だけまた晴れましたが…


下り坂の雲行き…

結局、この夏いちばん良いタイミングで「剱岳登頂」を果たせたようです。



ここで天候運を使い果たしたのか?

…明日からの行程が、なんとなく不安。(笑)



この日、8月13日のログ。




(続く)




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